ニューヨークタイムズの新型コロナを報道するためのレイアウトラフ

ニューヨークタイムズの新型コロナを報道するためのレイアウトラフ

ニューヨークタイムズ紙のクリエイティブディレクター兼チーフクリエイティブオフィサーのTom Bodkin さんのインタビュー記事です。
前例のない状況を伝えるために、自社の紙面レイアウトの規定を破ることにしたそうです。

「このアプローチはニュースのためです。クレイジーでドラマチックなことをするためではありません。型破りなことをするのはニュース・バリューが破格だからです。」

ページ全段を突き抜ける失業者のチャート。
新聞題字の上まで伸びる死者数のグラフ。
の紙面のレイアウトラフのようです。
新聞題字の上のスペースには印刷できないので、題字を少しだけ下に下げたそうです。
前例のない状況のなかで適切なレイアウトを毎日考えるのはスゴい仕事だと思います。

元記事はこちら
How the ‘New York Times’ is capturing the unprecedented impact of COVID-19 >>

コロナウイルスで封鎖が続く英国の映画業界やエンタテイメント業界。
そこで働くフリーランスの人たちの窮状を訴えるプロモーションムービーだそうです。

「私たちは、この危機にてあなたとあなたの愛する人に情報提供したり楽しませたたりするスクリーンの後ろにいます。しかし、私たちの仕事や生活は不安定です。私たちはスターではありません。高給はありません。そして今、私たちのすべての仕事が停止しました。私たちは政府の支援の対象になりません。収入がありません。緊急の政府の支援がなければ、これで終わりです。」

彼らが救済されて、彼らの仕事が続けられますように。

くわしくはこちら >>
‘Forgotten Freelancers’ Highlighted in U.K. Campaign for Coronavirus Financial Support

タイムズスクエアに掲げられた、著名グラフィックデザイナーによるコロナ対策キャンペーンビジュアル

著名グラフィックデザイナーによるコロナ対策キャンペーンポスター

マイラ・カルマン、ポーラ・シェア など有名グラフィックデザイナーが参加してます。

先日観た ディーター・ラムズのドキュメンタリーのなかに出てきた「セレブ・デザイナー」という言葉も思い浮かびますが、いまできることをやるのは善いことのようにも思えます。

それぞれのグラフィックは下記のリンクで見ることができます。
21 #CombatCovid Posters From Paula Scher, Maira Kalman & More >>

1993年から3年間のプロジェクトだったようです。
PDCAの手法が未熟な子供の遊びに思えてきます。

18世紀創業の伝統的なKPMのクラフトをどのように現代に転換するのか。
というプロジェクトだったようです。

「手で創る」ことを前提としながらも、手作業の実行時間を最小限にすることを目指したようです。
リサーチして、研究して、「壊す」ことまで含めた実験をしていること。
「印刷された装飾は手作りといえるのか」というようなテーマも検討したそうです。

エンツォ・マーリが考えたこと、取り組んだこと、実践したこと、どれも理にかなったアプローチに思えます。

ずっと前にエンツォ・マーリの「プロジェクトとパッション」という本を読んだ時はあまり理解できなかったのですが、少し理解できた気がしました。

元記事はこちら
enzo mari design history: craftsmanship as utopia, porcelain vases and decoration for KPM >>

2020年4月20日 デザイナー

オンボーディング段階でユーザーのエンゲージメントを失わないための心理的トリガー

オンボーディングとは、利用者や加入者がいち早く使い方に慣れて習慣的に利用できるよう導くための機能やコンテンツ、またそのようなプロセスのことです。元記事は長文ですが、よくまとまってる気がします。

はじめて無料トライアル版を使ってみたユーザーをどのように定着させるのか、そのためにオンボーディング段階でどのようにユーザーと永続的な関係性を構築するのか、その方法を解説してます。

新しいサービスやプロダクトの有用性を信じてリリースしても、ユーザーはそれを理解しないし、ユーザーにはもっと大切な関心事があることを前提として考えるべきだそうです。

ユーザーの目的を明確にして、適切なガイダンスを提供することは当然として・・・
懇切丁寧なガイドを提供するだけでなく、ユーザーが自ら行った事に対して素早く適切に結果を提供することが重要なようです。
ユーザーを「不確実」と感じるような状態にしない事が、ユーザーのエンゲージメントを維持することに繋がるそうです。
さらに、ユーザーに段階的な目標を与えて「ご褒美」をあげたり、アクティブなユーザーには「お墨付き」を与えることも有効とのこと。(個人的には嫌いな手法ですが・・・)

48時間以内にオンボーディングを完了しないユーザーは顧客として定着する可能性は低いそうです。

元記事
Psychological Triggers for Product Marketers to Keep Users Engaged during Onboarding | Growth Hackers >>

2020年4月15日 UX / UI

無料公開中の『Rams』がとてもおもしろかったので、アートとデザインの映画を予告編でオススメしてくれる記事をご紹介。
古いものも多いですが、この機会に見返す価値はありそう。

オススメ映画の記事は下記のリンクからどうぞ
19 Art and Design Movies to Watch in Quarantine >>

個人的には、マルジェラの新しいドキュメンタリー映画も見たいです。

2020年4月13日 映像・映画

Rams_free

映画製作者のGary Hustwitさんが、世界的なコロナ危機に際して、ドキュメンタリー映画を無料で公開してくれています。
4/7〜4/14はディーター・ラムズのドキュメンタリー映画『Rams』です。

感謝です。週末にじっくり見たいです。
https://www.ohyouprettythings.com/free

売ってるTシャツも欲しくなります。
サイトのドメインもカッコイイです。

2020年4月9日 映像・映画

バルセロナの写真家Xavi Bouさんの作品。
うねるようなムクドリの群れの動きの映像作品。

複数の画像を組み合わせているそうです。美しいです。

疲れるニュースが多いときにいいです。

http://www.xavibou.com/

2020年4月7日 未分類

10年以上の紆余曲折を経てインスタントフィルムのポラロイドカメラが「Polaroid Now」として復活したそうです。ブンランド・アイデンティティもかつてのポラロイドのようにカラースペクトルです。

インスタントフィルムの技術を信じて存続させようと10年以上取り組んだ The Impossible Project の情熱に拍手です。

Polaroid Now >>

ポラロイドカメラが復活、新モデルPolaroid Nowが登場 >>

Polaroid goes back to basics with its new identity | Creative Review >>