見応えあるフォトギャラリー。
Open Competition Winners の作品が瑞々しい感じでいいです。
SONYのカメラは使えるレンズも豊富で、とくに動画撮影でいい・・・
という熱のある話を聞いたのであらためて勉強する必要がありそう。
『Sony World Photography Awards » Winners Galleries » 2017 Winners & Shortlist』
なんとなく銃を持って、なんとなく狙って、なんとなく引き金を引くことの恐ろしさを痛感させるコンテンツ。ウェブサイトから見える見知らぬ人を狙って、試しに撃ってみると、本当に人が倒れる・・・。
銃規制を訴えるロシアの民間団体によるキャンペーンであり社会実験のウェブサイトだそうです。
倒れる人は役者さんだそうです。
そういうドッキリ企画の5時間の社会実験で1000人がサイトを訪れて、254人が参加して、10人が引き金を引いたそうです。
銃はもちろん恐ろしいですが、ウェブサイトを利用するときのユーザー心理の恐ろしさも感じます。
その時代の色彩がぼんやり見えてくるインフォグラフィック。
こういうビッグデータをぼんやり眺めて、何かがぼんやり理解できる感覚がとてもいいです。
くわしくはこちら 『C82 Works of Nichlas Rougeux』>>
このサイトではほかの作品も紹介されていて、元になったデータとか制作アプローチとかも紹介されていて勉強になりそう。
アルバム『スケアリー・モンスターズ』のオリジナル・アートワークが圧巻でした。
巨大なサイズのコラージュとドローイングで制作して、複写して、ポジフィルムからそのまま印刷するようなプロセスだったのかも。もしそうだったなら素晴らしいです。
デジタル化されるずっと以前の印刷技術だからですが、優れた手業で豊かな質感をそのままジャケットに落とし込んだ、息吹を感じさせるような、繊細でロックなグラフィックでした。
現在のグラフィックデザインはそのツールのせいで複雑になって “ダイレクトさ” や “即興性” のような魅力を失っているような気がしました。
会期終了間際にやっと観れて、よかったです。
ひとりの人間の生涯にわたる総合芸術の膨大な記録に圧倒さる感じでした。
その先見性と戦略。それを実行した勇気と努力に敬服です。
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