90年代に登場した「新しい具象画」の作家としてリュック・タイマンスとともに好きな作家でした。今回初めて実物見ました。
もっとキラキラしたガーリーな絵なのかと思ってましたが、憧れの対象としての有名人を描いた作品は思ったより小さくて楚々とした佇まいで心地よかったです。
水彩の作品が良かった。
有名人の絵よりも、犬の絵のほうがよかった。
あの絵を部屋に飾りたいという気持ちが理解できて、人気画家なのがよくわかりました。
上手い下手ではなく、それをそのように描くセンスが強靭。
会期中にもう一度行きたいです。
アメリカ合衆国の公民権運動指導者 W・E・B・デュボイス が制作した、当時のアメリカ黒人、生活、教育などについての統計のインフォグラフィックのようです。書体もモダンで19世紀に制作されたとは思えないです。時代としてはバウハウス設立以前。
当時の黒人が置かれた状況を伝えています。
アイソタイプを発明したオットー・ノイラートとゲルド・アンツも、ナチスが台頭する頃のドイツの社会状況についてインフォグラフィクを制作していたそうですが、それよりもずっと前。
社会におけるグラフィックデザインの役割として、こういう地道な活動は現代でも重要かも。
くわしくはこちら >>
W. E. B. Du Bois’s Modernist Data Visualizations of Black Life
ピーター・サヴィル によるデザインだそうです。
文字間が詰まってるのは伝統として受け継いでいくようです。
キレのある感じ。
インスタグラムで発表されたのも今っぽいです。
アメリカの歴史・文化としての移民をテーマにしてるものもあって、トランプ時代を反映してるかも。
ヘアケア製品のCMは、あの髪型を揶揄してます。
トランプに「ゴミの山」と言われてたBuzzFeed だから、このチョイスなのかも。
製品からアイコンまで、Appleの角アールが他とどう違うのかの解説。
こういうディテールにApple製品のアイデンティティがありブランド資産があるということ、デザインの重要性を理解し実践してるということなのでしょう。
ロゴやWebでも角アール付近に余計なアンチエイリアスがあることが・・・
スティーブ・ジョブズのこんなエピソードもありました。
『JobsがGoogleのロゴを気に入らなくて修正したとかの深いい話』>>
それほど目新しくはないかもしれませんが、興味深い予測です。
■新しいデザインツールの増殖
VRやARなど、新しい分野のデザインのための新しいツールが次々とするそうです。
■社会的影響への配慮
トランプが大統領になる時代にはデザイナーも自分の仕事の社会的な影響を考慮すべきだそうです。
政治、医療、公共計画、などいままでデザイナーの取り組みが少なかった分野のプロジェクトが増えるとか。
■デザイナーの創業者が増える
キャリアのあるデザイナーはリーダーとして起業家の道を模索するようになるそうです。
■デザイナーのリーダーシップ
デザイナーが大規模プロジェクトをリードするようになる。
■フリーランスデザイナーをサポートする製品やサービスが増える。
フリーランスデザイナーの需要と供給に効率的に対応するようなサービスが増えるそうです。
(これは、あまり良いことのような気がしませんが・・・)
■デスクトップへの回帰
UXはモバイルファーストからデスクトップに回帰していく。
とくにビジネスツールでこの傾向になるそうです。
■デザインとデータ
データに関するデザインの影響力の重要さが理解されるようになる。
データサイエンティストに頼らずに、デザイナー自身がデータを扱えるようなツールも登場しています。
デザインの役割は情報(データ)を解りやすく提示することだったと思いますが、これからは少し違うようです。
デザインとデータが連携することで、デザイン自体がユーザーへ価値を提供するようになるのかもしれません。
そのためにデザイナーは社会への影響を理解して、倫理観を持ち合わせて、リーダーシップを発揮できるようになるべきのようです。
そういうデザイナー像が望まれているようです。人気者でかっこよくて気まぐれなデザイナー像ではなくて。
Netflixオリジナルのドキュメンタリー番組だそうです。
デザイナーがスター扱いされてるのはあんまり好きではないのですが、この番組はおもしろそう。
ポーラ・シェア、クリストフ・ニーマンは見てみたいです。
愛車はあのチョッパーではなくて、メルセデスAMG GT ロードスター。
「イージー・ライダー」のエンディングを思い出してみると、トランプが大統領になった2017年のスーパーボウルに放映されるCMとしていいセンスかも。
監督はコーエン兄弟だそうです。 豪華です。
2017年のスーパーボウルにどんなCMが集まるでしょうか。
UI/UXのデザインで、ユーザーのプライバシーの安全性について正しく理解してデザインしているでしょうか?
Googleと元Ideoのメンバーが設立した『Simple Secure』という団体は、UXとセキュリティに関する無料の情報リソースを提供するそうです。それによって、ユーザーにより安全でより透明性の高いウェブやアプリの制作に寄与する活動をするそうです。
UXのセキュリティに関するデザインの調査・検証を行って共有して、デザイナーがセキュリティに意識を持って安全性・透明性の高いデザインをするための手助けしてくれるようです。
UXのセキュリティに関するデザインのスタンダードを確立していくことになるでしょうか。
意味ある取り組みに思えますが、場当たり的に問題点を指摘して取り締まるだけの活動に堕ちたら残念です。
というスウェーデンの労働組合のWeb動画『Face Tomorrow Like a Swede』。
登場人物はチャットやスパムやアドブロックの仕事をしているAIのbot。
そんなbotが労働組合に加入してスウェーデンの労働環境のような未来を手に入れる・・・というメッセージのようです。
botのように働くことも人をbotのように利用することもなく、人間らしくありたいものです。
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