ミルトン・グレイサーが語る、クラウド・ソーシングでデザインを決定することがどのようにデザインをダメにするか。

プロ/アマ問わない公募で5000点の中から選ばれたフィレンツェのロゴがプラハのロゴとソックリだったということについて、“I ♥ NY” をデザインしたミルトン・グレイサーがそのプロセスに問題があるのだと指摘しています。

「フィレンツェのロゴは不適切なだけでなく、その目的も果たせていない。そのうえ盗んできたものだ。こんな恥ずかしいことはない。」

「数千点のデザインがあったら、その中からベストを選ぶのは不可能だ。それがなんであれ数千個の中からベストを選ぶなんてできない。」

タダで提出されたデザインを何千個もならべて、その中から“いいデザイン”を選んだからといって、相応しいデザインが出来上がるわけじゃない・・・確かにその通りです。賛同します。

そしてさらに、この問題は「spec work(speculative work)」の問題としても議論されてるようです。
『グラフィックデザイナーが無料でデザインすることについてのムービー』

そういえば、公募展の県知事賞の受賞者の多くが架空の人物だったなんて話もあったし。

くわしくはこちら
http://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2014/03/florences-new-logo-crowdsourced-design-thats-bad-for-design/284532/

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