看板制作の仕事からソール・バスにつきまとって(?)映画タイトルの仕事へ・・・。
スターウォーズ、エクソシスト、タクシードライバーなどの映画タイトルをデザインしてきた本当の叩き上げ。日本語字幕がほしいです。

現代の若いデザイナーの多くは、早い時期に自分の技術とその領域を規定する傾向にあるような気がします。
Dan Perri くらいの世代のデザイナーは別領域のデザインに独自のアプローチで関わっていって、そこに自分のポジションを作ってきたような気がします。
そういった人間的なたくましさを見習いたいところです。

仕事場の雰囲気も最高。

tokyo-denmark

都知事も新しくなったので、東京のアイデンティティを考える、いいタイミングではないかと。

石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所によるビデオ作品
『worldwide tokyo-lization project』

“Tokyo-Lized”された各都市の町並みは猥雑で、視覚的なノイズで埋め尽くされた風景になってます。
でも平和な感じ。

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2016年8月3日 建築

カスタムカーとそれを制作する人を紹介する本『The Drive』のプロモーション映像だそうです。

いつか、クルマのUIはアップルやGoogleが独占する時代が来るかもしれません。
それとともに、クルマ自体のデザインも大きく変わっていくのではないかと思っています。

工業デザインは、いつかそのプロセスが標準化されて、webやグラフィックデザインのようにオープンでコモディティ化したものになるのでは・・・と想像してみます。

ほんとうにそうなるかどうか解りませんし、私の理解はまったく間違っているかもしれません。

でも、オープンになった先にあるクルマのデザインはこういうカスタムカーのような世界なのかもしれないと想像してみると、ちょっと楽しいです。

『The Drive. Custom Cars and Their Builders』>>
http://shop.gestalten.com/books/the-drive.html

Aino-Maija-Metsola

マリメッコの柄を手掛ける アイノ-マイヤ・メッツォラ によるイラスト。
とてもいいです。

本の著者はヴァージニア・ウルフという戦前のイギリスの女性小説家だそうです。

くわしくはこちら >>

マリメッコ>>

アイノ-マイヤ・メッツォラ のサイト >>

tao-chien_01

tao-chien_02

子供の頃に工場地帯に住んでいたせいなのか、こういう風景写真が好きです。
写真家 scott newett さんのパーソナル・ワークだそうです。

他の写真はこちら >>

scott newettさんのサイト >>

2016年7月28日 写真

cy_twombly_DIC

去年、原美術館での展示が忘れられなくて、千葉のDIC川村記念美術館まで見に行ってきました。
写真もいいけど、やっぱりドローイングが良かったです。

ドローイングと写真の関係性はハッキリとは解りませんでしたが、ドローイングも写真のどちらかからも「色」と「形」についての独特な視点とセンスの良さに圧倒される感じでした。

写真は、なぜかリュック・タイマンスの絵が思い出されます。

『サイ・トゥオンブリーの写真-変奏のリリシズム-』>>

2016年7月25日 アート

Yokainoshima

ヨーロッパ各地の異教徒のお祭りの衣装を紹介した写真集「Wilder Mann」の写真家チャールズ・フレジー さんの新しい写真集。

ちょっと作り過ぎなのでは? とも感じますが、魅力的な写真。
民俗学的な堅苦しさを抜き去ったフラットな画面に、神聖さと俗っぽさ、畏敬と親しみ とかが混在する感じがいいです。

『Yokainoshima(妖怪の島)』>>

【過去記事】ヨーロッパ各地の異教徒のお祭りのための衣装 >>

2016年7月25日 写真

blade_runnner_2_concept_art

これぞ『ブレードランナー』といった世界観を重厚に受け継いでいるようで楽しみです。

前作『ブレードランナー』のシド・ミードのスケッチ集が無料公開されてます。

乗り物やアイテムの「リアルな」デザインが素晴らしいです。
メカや服や内装の緻密なデザインが『ブレードランナー』の世界観が支えられていました。
これがショボいデザインだったら、どんな映画になっていたか想像してみるといいかも。

balde_runner_sletchbook

『ブレードランナー2』のコンセプトアート >>

『Blade Runner Sketchbook』 フリーダウンロード >>

2016年7月20日 映像・映画

最初にパワポ批判で始まるところから好感が持てます(笑)

グラフィックデザインの大切なことをユーモアを交えながら、とりとめなく話してます。
「煙に巻く」といった感じの講演。

この1年くらいの日本国内グラフィックデザインの騒動や失墜を見たせいかもしれませんが、グラフィックデザインが社会に対してどういったスタンスをとるべきなのか、あらためて考えさせらました。

過去の自分の作品を紹介しながらの講演ですが、自画自賛にならないところがセンスの良さでしょう。

日本語字幕ついてます。

これもまたシンプルにフラットになりました。
MasterCard から mastercard へと変わって記号的に。

mastercard_logo

重複する円という親しまれた造形要素をシンボリックにしたのはさすが。
ここに「新しいアイデア」は必要ないことを、ちゃんと理解して実践できるのが、ブランディングのセンスでしょう。

かつては重複した箇所の横線が印刷には有用だったけどネットではむしろ邪魔になったということのようです。
デジタルに適応したロゴになったけど、どこか60年代風なのも好感。

手掛けたのはPentagram。いい仕事してる。

Pentagramのサイト >>