以前紹介した第1弾に続いて、今度の被写体は「バナナ」と「卵」。
6人の写真家のセッションです。
無理矢理なトンチ選手権にようになってますが、写真のおもしろさは伝わってきます。
6人の写真家が同じスタジオで同じカメラで1人のモデルを撮影する。ただし、そのモデルについては別々のプロフィールを知らされているとしたらその写真はどのように違ったものになるか・・・。
『写真は、その前に何があるかによるよりも、カメラの後ろの人により形づくられています。
これを証明するために、ひねりを加えたポートレートセッションに6人の写真家に参加していただきました。 』
というCanonによるキャンペーンです。写真の奥深さを証明する素晴らしい実験。
ある写真家は彼を「億万長者」だと、ある写真家は彼を「元受刑者」だと知らされています。
それぞれの写真家が彼を「漁師」「超能力者」「元アルコール中毒者」だと信じて撮影が始まります。
でも、撮影された写真だけでその被写体のパブリックイメージが決定されてしまう事があると考えると、少し怖くもなります。
何も変わっていないことに驚きです。
日常が突然壊されたまま放置されている様子は巨大な無力感です。
くわしくはこちら
http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/10/fukushima-pictures_n_8273360.html
暴力的なほどの都市開発。この旧市街に住んでいた人たちは、どこに行ったんでしょう。
写真家 Tim Franco さんの作品
http://www.timfranco.com
重慶を舞台にした1994年の映画「恋する惑星」のあの雰囲気はもうないのでしょうか。
そういう写真集があったんですね。知りませんでした。
絵画的で詩情豊かで美しいです。
あの映画のように水のイメージがあります。
Instant Light: Tarkovsky Polaroids
http://www.amazon.co.jp/Instant-Light-Tarkovsky-Tonino-Guerra/dp/0500286140
こちらのサイトでも見られます。
http://www.brightbrightday.com/Portfolio.htm
以前にも紹介しました『ミニカーで映画のワンシーンのような写真を撮影する方法』
http://designers-union.com/blog/archives/2762
の写真家のインタビュー。
「Elgin Park」という写真集が予約受付中のようです。
なんとも、素晴らしい作り込み。
写真好きなら、すべての写真の元ネタが解るんでしょうか。
ブランドの自負と自信に溢れた、力強い演出。
21世紀の100年で、写真はどう変わるのか・・・考えてみるとオモシロいかも。
なんとも目に心地いい、ノスタルジックな未来の写真と映像。
タルコフスキーの映画のようだけど、親しみやすさのある感じ。
荒涼として静謐な物語が感じられる写真。
その写真を撮るための準備活動まで含めてのアート作品として(安くはないけど)1点欲しくなるくらいのお値段。
オシャレなデザイン事務所の壁に飾ってありそう(笑)
会場で説明してくれた係の方のお話もおもしろかったです。
くわしくはこちら
http://japanese.engadget.com/2014/08/14/diesel-archeology-of-the-future/
「ジャーナリズム」というくくりで見ると、ちょっと興味深かったので、はしごしてきました。
同時開催だったし。
フィオナ・タンの映像は(ちょっと眠くなりましたが)優しい視線で、事実を丹念に描き出した向こう側に物語でアートを成立させていたと思います。
一方、世界報道写真展は、凄惨な現場を過剰にドラマチックに描こうとする風潮が増えているように感じました。ネットで人目を引く画像にするためにこういう風潮があるんでしょうか?
なんだか解りませんが、なにか、恐ろしい感じがしました。
6歳の子供向けにデザインされてカラーリングされたライフルがあることに驚き。まるでオモチャのようで恐ろしいです。
そして6歳の子供が何を怖がっているのかが、微笑ましくも、また恐ろしいです。
アメリカの銃社会が世代を超えて受け継がれていくことの恐怖を端的に描き出した美しい写真。
写真家 An-Sophie Kesteleyn の作品。
『My First Rifle』
http://www.worldpressphoto.org/academy/jsm2013/ansofie-kesteleyn
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