ニューヨークの地下鉄路線図が1979年以来初めて全面的にリニューアル

ニューヨークのメトロポリタン交通局(MTA)によると、視覚的に大胆でユーザーセンタード・デザインになっているそうです。
マッシモ・ヴィネッリの1972年の路線図に近いアプローチになっています。

ヴィネッリの1972年のミニマルなデザインの路線図には不満も寄せられ、物議を醸したそうです。
1978年には、MTAの地下鉄路線図委員会の委員長だったジョン・タウラナクやヴィネッリ本人が登壇した公開討論が行われ、ここでタウラナクのアプローチが勝利し、曲がりくねった路線と地理的に正確な描写のスパゲッティ版の路線図になりました。

新しい路線図は、ヴィネッリのミニマルなシンプルさと、タウラナクの地理的アプローチをミックスさせたそうです。
MTA会長兼CEOのヤンノ・リーバーは「デザイン志向の乗客はこの新しい地図でヴィネッリをより多く目にするかもしれないが、本当のスーパーファンはタウラナクの地図で確立された色を認識するでしょう。」と言っています。

詳しくは下記のリンク先の記事でどうぞ

New York City’s new subway map is designed to help you not get lost >>
https://www.fastcompany.com/91310736/new-york-city-new-subway-map-vignelli

【関連記事】
1978年、ニューヨークの地下鉄路線図をめぐる討論会。
https://designers-union.com/blog/archives/10191

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