10cc_deceptive_bends

多くの名作レコードジャケットを手掛けた伝説的なデザイン・グループ ヒプノシスがデザインした
1977年の10ccのアルバム『Deceptive Bends』の制作過程について紹介してます。
依頼→ミーティング→ラフ→撮影→アートワーク→仕上げ のプロセスがドラマチック。

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その楽曲のビジュアルイメージについての深い洞察を持って、デザイン的にもビジネス的にもどうなるかわからない過程を創造的に切り開いていく姿勢がすばらしいです。
どこかの誰かが考えたワークフレームでトレンドに沿った効率的なデザインより、デザインに取り組むうえで何が大切かを思い出させてくれます。AIの時代になっても価値あるデザインというのは、こういうことなのかも。

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1977年だけで30点以上のレコードジャケットを手掛けてます。

【関連記事】伝説的なデザイングループ『ヒプノシス』のメンバーのインタビュー >>

“使用頻度を減らす” UXは、最も優れたUXなのかもしれません。
“いまするべきこと” への集中を妨げるような “情報ノイズ” を遮断するUXを提供するスマートフォン。

設定した時間内の特定の着信を拒否したり、30分ごとに通知をまとめて受信できたりするようです。
ジョギングや瞑想してる時間はSNSの通知も拒否できて、さらに、一定時間内で同一人物からの2度目の着信だけは鳴るようにもできるようです。

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(設定が面倒かもしれませんが・・・)スマホにどれだけの時間を奪われて、どのくらい集中力を削がれているかを考えれば心の平穏と本当の意味で生産性向上が得られるのかも。

Kickstarterで出資を募ってるようですが、残念ながら資金集めは難しいようです。

Siempo : The Less Distracting Smartphone>>

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2017年4月12日 UX / UI

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オーストリアの海上救助団体による啓蒙活動。
地中海で難民を密輸して人身売買で儲けるという非人道的な架空のゲームのプロモーションをfacebookで展開。
バッシングを受けて炎上してメディアにも取り上げられたところで、啓蒙活動であることを発表したそうです。

名声や利益を得るための「炎上商法」の類いは、ブランディングとしても倫理観としてもまったくいただけない手法だと思ってますが、こういった人道的活動においてはしかるべき手法かも。
たしか、マザー・テレサもそういうことをした気が。

SonyWorldPhotographyAwards2017

見応えあるフォトギャラリー。
Open Competition Winners の作品が瑞々しい感じでいいです。

SONYのカメラは使えるレンズも豊富で、とくに動画撮影でいい・・・
という熱のある話を聞いたのであらためて勉強する必要がありそう。

『Sony World Photography Awards » Winners Galleries » 2017 Winners & Shortlist』

2017年4月9日 写真

webrifle

なんとなく銃を持って、なんとなく狙って、なんとなく引き金を引くことの恐ろしさを痛感させるコンテンツ。ウェブサイトから見える見知らぬ人を狙って、試しに撃ってみると、本当に人が倒れる・・・。
銃規制を訴えるロシアの民間団体によるキャンペーンであり社会実験のウェブサイトだそうです。

倒れる人は役者さんだそうです。
そういうドッキリ企画の5時間の社会実験で1000人がサイトを訪れて、254人が参加して、10人が引き金を引いたそうです。

銃はもちろん恐ろしいですが、ウェブサイトを利用するときのユーザー心理の恐ろしさも感じます。

ウェブサイトはこちら >>

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その時代の色彩がぼんやり見えてくるインフォグラフィック。
こういうビッグデータをぼんやり眺めて、何かがぼんやり理解できる感覚がとてもいいです。

くわしくはこちら 『C82 Works of Nichlas Rougeux』>>

このサイトではほかの作品も紹介されていて、元になったデータとか制作アプローチとかも紹介されていて勉強になりそう。

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アルバム『スケアリー・モンスターズ』のオリジナル・アートワークが圧巻でした。
巨大なサイズのコラージュとドローイングで制作して、複写して、ポジフィルムからそのまま印刷するようなプロセスだったのかも。もしそうだったなら素晴らしいです。
デジタル化されるずっと以前の印刷技術だからですが、優れた手業で豊かな質感をそのままジャケットに落とし込んだ、息吹を感じさせるような、繊細でロックなグラフィックでした。

現在のグラフィックデザインはそのツールのせいで複雑になって “ダイレクトさ” や “即興性” のような魅力を失っているような気がしました。

会期終了間際にやっと観れて、よかったです。
ひとりの人間の生涯にわたる総合芸術の膨大な記録に圧倒さる感じでした。
その先見性と戦略。それを実行した勇気と努力に敬服です。

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VRのブランディングとして、素晴らしい見識と造形力。
VR時代のグラフィックデザイナーにはこういうデザインが期待されるようになるのかな?

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Archivio_Grafica_Italiana

年代も幅広いし、分類もいいです。 じっくり眺めたい。

イタリアのクライアント、またはイタリアのデザイナーという括りだそうです。
ちょっと珍しいアーカイブ。
イタリア文化遺産のデジタルアーカイブとして、デザイン会社Munari Designが創設したアーカイブだそうです。

Archivio Grafica Italiana >>

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時間をかけると良いアイデアが出るのか?という問題に対しての答えになるでしょうか。
クライアントはアイデアと時間には関係はないと考えている場合が多いようで、そこで子供を使った実験映像だそうです。

10秒しかないとき、最初のアイデアをまとめるだけで、どの子供も似たようなドローイングになってます。
10分間あったら、それぞれの子供の個性が出ています。
おもしろいです。この多様性にこそ価値があるのでしょう。

個人的には、時間が短い方が良い個性を発揮する場合もあると思っています。
即興的な創作を一瞬で定着させるような方法が相応しいときもあると思ってます。

2017年3月28日 アイデア