コンピュータのコードはどのようにしてビジュアルデザインのメディアとなったのか

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80年代にグラフィックデザイナーのミュニエル・クーパーがMITで行ったワークショップが発端となったようです
そこから現在のp5.jsに至るまでの、John Maeda、David Small、Lisa Strausfeld、Golan Levin、Ben Fry などによる講演のような、思い出話のような、興味深い内容です。

MITでのことなので、当初はグラフィックデザインの勉強もあまりしてなかったらしく、著名なグラフィックデザイナーから酷評されたこともあるようです。

「コンピューターはデザインの未来だと言い続けていました。」

「あなたが何をしているのかわかりませんが、グラフィックデザインではありません。」
(マイケル・ビアラットのこの指摘は正しいとも言えそうです。)

「ソフトウェアを芸術やデザイン教育に統合する方法を変えたかったのです。学校が生徒にPhotoshopやIllustratorの使い方を教える方法は完全に表面的なものであり、新しいメディアの可能性を模索することさえしなかったと思いました。単にツールとして使用するのではなく、メディアをより深く理解してもらいたかったのです。」

「多くの人は、画像を生成するためにコードを書かなければならないことは、実際にそれを行うツールを持つことから大きく後退していると言うでしょう。しかしジョンは、自分で絵具を混ぜたり素材で作業したりする方法を知らない画家はいないという考えでした。」

きっと先駆者としてのミュニエル・クーパーの先見性は素晴らしいものだったのでしょう。
競争ではなく共有によって発展してきたことも素晴らしいことだと思います。

いままた、ツールと制作者とコミュニティの関係には新しい問題が起きているようです。

How Computer Code Became a Modern Design Medium—an Oral History | Eye On Design>>

Muriel Cooper | Wiki >>

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