「データを21世紀の石油と考えると、私たちはそれぞれ、世界で最も価値のある企業によって個別に採掘されている小さな油田です。・・・ユーザーデータの一部と引き換えに「無料」サービスが提供されるトレードオフに慣れてきました。 IoTは、そのような情報を収集することに大きく依存する新しい種類のオブジェクトを私たちの家に導入しました。・・・ユーザーデータの流れを制限しようとすると、結果的にサービスや製品へのアクセスも制限されるとしたら、私たちは許容して自らのデータを差し出す以外の選択肢はないのでしょうか?」
・・・という命題についてのコンセプトモデルのようです。
IoTデバイス経由で収集されるあなたのデータを「架空の情報のベール」で隠してくれるオブジェクト。
さまざまな方法でユーザー情報の収集を阻止してくれます。
オブジェクトA:ウェブカメラのハッキングを防止するカメラ
おもちゃのカメラの原理でウェブカメラにさまざまなシーンを表示させます。
オブジェクトB:アレクサをからかう架空の音声のオブジェクト
架空の環境音や会話音声でアレクサのアルゴリズムを混乱させるようです。
オブジェクトC:偽の履歴を残すボタン
PCに接続してボタンを押すと、google、facebook、youtube、twitter、Amazonに架空の閲覧履歴を残します。
オブジェクトD:デバイスをランダムに操作するオブジェクト
あなたが家にいないときに、ユーザーデータを収集するIoTデバイスをランダムに操作して、架空の使用パターンをつくります。
コンセプトモデルというよりも、コンセプト・アートといっていいくらいの低い実現度でしょう。
コンセプトの持つメッセージは「心配しすぎだ」「考え過ぎだ」ということのようですが、こうして出来上がったっ架空のユーザーアイデンティティを別人格として持っていると、毎日のネットがおもしろく感じられるようになりそうな気もします。
© 2024 DESIGNERS UNION | ご自由に投稿できます。 お気軽にご利用ください。
Leave a Comment