おもしろい推測。
もともと存在しなかった職種もありそうですし、今後も存在しない職種もありそうです。
デザイナーがビジネスで望まれる職能を肩書きとして名乗ろうとすると、胡散臭いものになるようです(笑)
今後はどんなデザイン職種が登場して、どんなデザイン職種が消えていくのか・・・フロッグデザイン、アーチファクト、イデオのようなデザイン会社のリーダーの意見だそうですが、必ずそうなる! というわけではないようです。
消える職種:UXデザイナー
むしろこれから増えそうな気がしますが・・・
職域が広がりすぎているし、変化が早くて、昨年のUXデザイナーは今年のUXデザイナーの定義とは違ってしまっていると指摘されてます。
最近のUXデザイナーの定義は「民主的な手法でフレンドリーなGUIをつくるデザイナー」となってるようです。
消える職種:ビジュアルデザイナー
アプリやウェブサービスなどの分野では、見た目をデザインするだけではダメだそうです。
そういったビジュアル要素のデザインはUXの担当者が作成するワイヤーフレーム(個人的にはそれはワイヤーフレームの誤用だとも思いますが・・・)に取って代わられてしまうようです。
ルックスのアイデアではなく、実装してプロトタイピングできるスキルが必要だそうです。
今後はアルゴリズムとAIで高レベルのテンプレートに基づいて、夥しいバリエーションが即座に提示されるようになるらしい。(すでになりはじめてるそうです。)
ビジュアルだけのデザイナーには、厳しい未来が待ってるようです。
消える職種:デザインリサーチ
どんなデザイナーも自分の職域とクライアントの望むことについてリサーチをすることができるし、その手法を身につけるべきだそうです。
さらに、これからAIやアルゴリズムなどのテクノロジーが介在するデザインでは、従来のデザインリサーチは価値がなくなるそうです。
※個人的にはそうは思えませんが・・。
消える職種:昔ながらのインダストリアルデザイナー
古典的な教育を受けたインダストリアルデザイナーは造形に対して過剰に彫刻的な意識をもって、絶滅していく運命にあるそうです。
形態ではなく、機能をデザインして、UXをデザインできなくてはいけないそうです。
消える職種:チーフデザインオフィサー
デザイン幹部職は余計な存在であり、消え去るべきだそうです(笑)
デザイナーをうまく機能させる役割としは有り得るかも。
そして、ここからは今後成長が見込まれるデザイン職。
成長する職種:バーチャル インタラクション デザイナー
VRやARは建築から医療まであらゆる分野で今後の成長が見込まれています。
没入感たっぷりのゴーグルのなかの世界をデザインして、VIデザイナーになるべきかも。
成長する職種:特殊素材デザイナー
スポーツとか医療向けなどの特殊な素材を用いて、ウェアラブルであったり触覚的であったりする製品をデザインするデザイナー。
成長する職種:アルゴリズムデザイナー/AIデザイナー
ヒューマンセンタードデザイン、エクスペリエンスデザイン、と来て、次はアルゴリズムのデザインだそうです。
システムの振る舞いをデザインして、UXに繋げることがデザイナーに求めらるようになるそう。
※この取材のなかでデザイン会社のリーダーの多くは、デザイナーの職能がアルゴリズムやAIに取って代わられることを危惧していたそうです!!
成長する職種:ポスト工業デザイナー
電動歯ブラシがネットに接続してアプリと連携していたら・・・。
常時接続された世界を前提とした工業デザインのことのようです。「機能」と「形態」だけでなく「体験」も含めて工業デザインとして取り組むことが求められているようです。
※「消える職種:昔ながらのインダストリアルデザイナー」の逆の職能のようです。
成長する職種:デザインストラテジスト
デザイン戦略はこれから重要になるそうです。
どんどん複雑になっていくシステムやテクノロジーを理解したうえで、変わりやすい動向に適切な判断ができるデザイナー。
※この職種は企業内で先行的にデザインを検討する職種のようです。
成長する職種:組織デザイナー
人材と組織構成で創造的な組織を作り上げていく役割だそうです。
※これは日本では有り得ないかも・・・。
成長する職種:フリーランスデザイナー
プロジェクトにとって適切なスキルを持ったデザイナーが、AIによって選ばれるようになる(!?)
専門性、有効性のあるスキルを提示できるうえに適応力のあるデザイナーは、フリーランスとして国際的な大規模プロジェクトに参加するようになる。
※これはブラックでディストピアな未来になるかもで、かなりそうなりそうな気がします。
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