『スター・クリエイター』を確立させるしくみ

ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの教員のモニカ・パリンダーによる2000年のエッセイ、『天才のチェックリスト』だそうです。

1. クリエイター
アーティスト、作家、サイエンティストなどで、一般人より格上とされ神聖化される。
遠い昔だったら創造主である神の預言者。

2. 特異な個人
先駆的な孤高のアウトサイダー。

3. 狂人
狂気をはらんだ天才。

4.直感的
直感的な人の作品は「無垢」で「純粋」であるので、真似できないし分析もできない。

5. 先駆者
今よりも前の時代に先駆けていた。
時代に受け入れられずに「狂人」とされた。

これらは、デザイナーをスターに見せようとする記事に見られるそうです。
これらを使って自分自身を語ろうとするデザイナーもいるとか。

これらによって語られたデザイナー像に憧れる若者も後を絶たないことでしょう。
こういうエッセイを書いた人を教員にするロイヤル・カレッジ・オブ・アートは良い学校(笑)

これからの社会でデザイナーが果たす役割と、そこでのデザイナー像は、また変わっていくのかも。

くわしくはこちら >> 『The myth of genius』

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2016年6月4日 デザイナー