かつてのグラフィックデザイナーがウェブデザイナーになってこれからはUXデザイナーに・・・というように時代によってデザインに求められる能力とその仕事は変わっていくようです。
デザイナーを取り巻く環境とデザイナーに求めらる要件が変わっていくことに正しく対応できれば、デザインの進歩や進化を促進し、デザインの領域を拡張していくことになるでしょう。
ただし、学校で4年間かけて学んだことを、仕事として5年間続けることさえ困難な時代なのかもしれません。
以下は、近い将来こういうデザイナーが登場して、こういう能力を発揮するようになる・・・という予想だそうです。
■拡張現実デザイナー
VR技術のデザイナーで、エンターテインメント、教育、医療などの現場で最適な臨場感と体験を提供するようです。
■アバタープログラマー
有名人をデジタルで表現するデザイナーのようです。
映像、ゲームなどに提供されて、AIとも連携して相応しいキャラクターをデザインするようです。
■チーフ・デザイン・オフィサー
ビジネス戦略上のデザイン全般の最適化をする仕事だそうです。
最終的なアウトプットのデザインではなく、全体に関わる根幹的なデザイン。
■チーフ・ドローン・エクスペリエンス・デザイナー
Amazonのドローン宅配のような自動化されるサービスのUXをデザインするようです。
■指揮者
個々のモノやサービスがもたらす複雑さからユーザーに望まれる最適な選択を提供できるようなデザインのようです。
そのために、オーケストラの指揮者のように個々の楽器の演奏者をひとつにまとめて創造的な仕事をするような能力が大切になるそうです。
■サイバネティック・ディレクター
アートディレクターと連携して、パーソナライズされたメディアサービスにおけるブランドイメージの構築を担うようです。プログラミングされたビジュアルデザインを展開・運用するイメージのようですが・・・難しくてよくわからないです・・・。
■コンシェルジュサービス・ディレクター
小売業において、ビッグデータを活用して富裕層顧客向けのサービスをデザインするようです。
(これは、デザインと呼べるのかな?)
■モノのインタラクションデザイナー
スクリーンでなく、生活空間のなかに実在するものでインタラクションを実現するデザイン。
(これは興味深いデザインの分野になりそう。)
ほかにもたくさん紹介されてます。
くわしくはこちら
どうやら、未来のデザイナーは、ユーザーに愛される具体的なものを作るために細部までゆきとどいたデザインをするのではなく、ユーザーに最適なUXを提供するために概念や状況をプログラム的にデザインしていくことになるようです。
そのデザイナーたちは創造的にテクノロジーに精通して、ビジネス全体を統合的に判断できるジェネラリストであり、多様な相手とうまくコラボレーションできるようです。
ちょっと望み過ぎな感じもしますが、どうなんでしょう?
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