デザインに時間をかけるべき理由

ジョナサン・アイヴがインタビューで、デザインの盗用についての質問に答えてます。

「中国Xiaomiが“中国のApple”と呼ばれるのは、同社の製品がAppleの製品に似ているからですが、こうした比較をどう思いますか? また、こうしたまねは偉大なデザインへの賞賛だと感じますか?」

「これは特定の会社についてではなく一般的な話だが(笑)。例えばスマートフォンを初めて開発するとき、7~8年は開発に費やすが、それがすぐにコピーされてしまう。そんなとき、“これは賞賛だ”とは感じない。これは窃盗だし、怠慢だと思う。」

「盗用」についての答えよりも、開発に7〜8年かけていることに驚きました。
日本の家電メーカーでも、こういった種類の製品の開発に同程度の期間をかけてるんでしょうか?

「デザインには時間がかかる」ということは、大切にすべきことのようです。
短い時間で仕上げるのがデザイナーのスキルだという風潮が、デザインを取り巻く環境を悪くして、製品やサービスの競争力を削いで、さらに、上記のような「窃盗」を容認させているのかも。
(デザイナーの時間の使い方も問題かもしれないし、デザインの分野に限らない問題かもですが。)

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