アルゴリズムによって編集されたニュースは、世論ではなく鏡に映ったあなたかも。

あなたのタイムラインに表示されるニュースは、あなたが興味を持って検索、閲覧、コメント、ツイートしたことをもとにして、アルゴリズムによって取捨選択されて表示されているのだとしたら・・・。

それらのニュースの切り口は、あなたの興味関心の拡張と深堀りであり、あなたにとって面白い記事かもしれませんが、一般の世論だと言えるでしょうか?
それは、良い事なんでしょうか。

また、このアルゴリズムが恣意的に操作されることは危険なことかも。しかも簡単にできそう。

恣意的な「記事」を見つけ出す事ができても、「アルゴリズム」が恣意的に操作されることがあったときに、私たちは気づくことができるでしょうか。

ちょっとSF的で、おもしろい記事でした。

以下、抜粋

「Facebook では、ユーザーが数多くの交流関係を築いたとしても、その「ニュースフィード」に現われるニュースなどのコンテンツは適度に間引かれています。同社が「エッジランク」と呼ばれるアルゴリズムを用いて、個々のユーザーにとり重要な、あるいは親しい関係にある人物やコンテンツのアップデートに絞り込んでいるといわれます。」

「ファーガソン事件に関する言及が、Twitter のタイムラインでは溢れかえる一方、Facebook のニュースフィードではほとんど皆無だったという現象に触れて、改めて“フィルターバブル”問題の深刻さを指摘することになります。」

「なんらかのアグリゲーションやキュレーションの仕組みの上でニュースを体験することが常道となった現代。個々の記事を選択すると同時に、読者はある種のアルゴリズムを選択していることもまた、意識すべきかもしれません。」

くわしくはこちら『藤村厚夫 Media Disruption』
「ニュース編集者とはだれか/ポスト“フィルターバブル”議論を読む」
http://mediadisruption.net/2014/09/15/post-filterbubble/

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2014年9月21日 メディア