1 そのロゴはどんな感情を誘起させる?
ディズニーのロゴは夢いっぱいのアニメーションを創る会社に相応しいロゴだけど、マーケティングや金融の会社がディズニーのような印象のロゴを使うのは相応しくないです。
2 そのロゴの裏側にはどんな意味があるか?
例えば、アマゾンにロゴの矢印は「a」から「z」までなんでも揃うことと、顧客の笑顔を意味しているとか・・・。そういうストーリー性のあるデザインのためには、その会社、製品、サービスについてデザイナーが深く理解している必要があります。
3 そのロゴは長い年月に耐えられるか?
10年、20年という年月に耐えるデザインかどうかを確かめるために、リリース前の2〜3週間のあいだ、自分の机の前にそのロゴを置いておくのがいいそうです。2〜3週間経って、そのロゴが退屈に感じるようならダメだということです。 いずれにしても今のトレンドを追いかけてロゴをデザインするのは、いただけません。
4 そのロゴは独自ですぐに覚えてもらえるか?
すぐれたロゴは独特で覚えやすいものです。これをテストする方法として、デザインしたロゴを友達に見せて、1週間後にそのとき見たロゴを説明してもらうというものだそうです。たしかに、効果的なテストかも。
5 モノクロになったとき、どう見えるか?
ロゴをデザインするとき、はじめはモノクロからはじめます。色ではなく、純粋な造形として認識しやすいコントラストを持ち得ているかを確認できます。
コカコーラのロゴは赤いイメージですが、どんな背景色やマチエールの上でもコカコーラのロゴであると認識できます。一方、ナショナルジオグラフィックのロゴは黄色でなかったらナショナルジオグラフィックのロゴだと充分に認識できるかな?
6 小さなサイズの使用にも耐えられるか?
シンプルで認識しやすいロゴは小さいサイズになっても充分な強固さを持ち得ます。
いくつもの要素を組み合わせて雑然としたデザインになったロゴは小さなサイズにしたときに認識されにくくなります。
・・・と、教科書的な話も含まれていて、なるほど、と思えますが、ルールに縛られて教条的で狭量になるのも良くないですね。
元記事
http://www.fastcodesign.com/3031328/the-makings-of-a-great-logo
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