本当に役に立つAIを作るために、ネット上の画像から学ばせるのではなく、生活する人間の視線(文字通り一人称視点の動画素材)から学習させるプロジェクトだそうです。
Facebook AI Research が世界の13の大学と協力して史上最大の一人称映像のデータセットを作成してます。
「機械は、人間の目を通して世界を本当に理解してこそ、私たちの日常生活を助けることができるのです」
「このデータセットの映像は、人間が世界を観察する方法にかなり近いものです」
収集された一人称映像データセットは、9カ国(米国、英国、インド、日本、イタリア、シンガポール、サウジアラビア、コロンビア、ルワンダ)の73の異なる場所で855人が記録した3025時間のビデオから構成されています。
映像が収集されたあと、ルワンダのクラウドワーカーは、何千ものビデオクリップを合計25万時間かけて見て、撮影されたシーンや活動を説明する何百万ものテキストを書き込みました。これらは、見ているものをAIに理解させるために利用されます。
おもしろいことになりそうなプロジェクトですが、ここで問題視されているのは、Facebookがユーザーのプライバシーへの配慮を欠いていて、広告主へデータを売ってしまってきたことのようです。Facebookはこのプロジェクトについて、幅広い科学コミュニティの発展を促進するための純粋な研究であり、製品への応用や商業利用については、現在のところ何も計画がないとコメントしてるそうです。
Facebook wants machines to see the world through our eyes >>
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