ロンドン・デザイン・ビエンナーレでは、何百本もの使い捨てのスプーンが展示されたそうです。
良いデザインであっても悪い結果をもたらすことがあること、そして必要なシステムの変化についての会話を促すためのインスタレーションです。
この展示を手がけたピーター・エッカートとカイ・リンケは、自分たちのコレクションの何百本ものスプーンを自然史博物館で化石や蝶の種類を展示するようなガラスケースに展示しました。
この展示は使い捨てスプーンのデザインの素晴らしさを紹介しながら、同時に、革新的なデザインであっても、デザイナーが安易で短期的な解決策を重視すると、破壊的な結果を招くことがあるというメッセージでもあります。
ロンドン・デザイン・ビエンナーレのドイツ館をキュレーションし『Spoon Archeology』を選出したトーマス・ガイスラーによると、「私たちは、誰もが単純な答えを求めている時代に生きています。しかし、私たちが直面している問題は複雑で多面的なものであり、複雑な解決策が必要です。即効性のある解決策ではなく、体系的で構造的な変化を推し進める必要があるのです」。
The secrets behind the plastic spoon: a ‘perfect’ design with terrible consequences >>
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