メンフィス・グループの創立40周年記念の展示。
家具、ランプ、ドローイング、スケッチ、写真などで、メンフィス・グループの遊びあふれる世界を紹介しています。
メンフィス・グループは1980年から81年にかけて、イタリアの建築家兼デザイナーのエットレ・ソットサスを中心に、機能主義や工業デザインの教義からの脱却を目指す若手デザイナーので結成されました。
その名前は、グループの最初のミーティングで流れていたボブ・ディランの曲「スタック・インサイド・オブ・モビール・ウィズ・ザ・メンフィス・ブルース・アゲイン」からだそうです。
1981年9月にミラノのギャラリー「arc’74」で発表されたグループの最初のコレクションは、派手な色とワイルドなパターンのデザインで、そのスタイルを確立しました。
メンフィスグループのデザインは機能主義のデザインではなく、コミュニケーションとして独自のストーリーを語ることを目的としていたそうです。
イタリアのデザイン評論家のバルバラ・ラディーチェによれば、「メンフィスは、国際的なデザインのあり方を変えようという考えのもとに設立され、そのために最も効果的で直接的かつ危険な方法を選んだ」ということだそうです。
ビジネスゴールのための過剰な機能主義ではなく、こういうアプローチのデザインがあるということが痛快です。
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memphis: 40 years of kitsch and elegance | exhibition at vitra design museum
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