グッドデザインの新しい10原則

ディーター・ラムスが提唱したグッド・デザインの10原則を2018年現在で見直したらこうなる・・・という記事のようです。ちょっと悲観的ですがおもしろいです。個人的にはもっとユートピア的であってほしい感じもします。

1. グッドデザインは透明である。
ブラックボックスにせず、ユーザーに権限を与えて充分な透明性を持たせること。

2. グッドデザインは幅広い。
短絡的な結果でなく、及ぼす影響範囲を広く考慮すること。

3. グッドデザインは時間がかかる。
目の前の課題の素早い解決策より長期的な課題の解決を優先すること。

4. グッドデザインは正直である。
UXデザインを駆使して製品を革新的で価値あるものに見せかけたり、ユーザーを操作しようとしないこと。これはディーター・ラムスと同じ。

5. グッドデザインは政治的である。
facebookやtwitterがアメリカ大統領選挙の結果に影響する時代。
優れたデザインは政治的局面をつくることもできることを希望的に捉えることが大切なようです。

6. グッドデザインは全体的なシステムを理解する。
細部の問題を次から次に解決するのではなく、全体を捉えてそのシステムをデザインすることのようです。

7. グッドデザインは良い文章である。
デザイナーの重要なスキルは文章を掛けることだそうです。
くわしくはこちら
これからのデザイナーにとって最も重要なスキルは、文章を書くスキルだそうです。 >>

8. グッドデザインは多面的である。
これからのブランディングは単一のアイデンティティでは成立しない。
ブランドは、ユーモア、有用性、美しさ、インスピレーション などの多面的な性格を備えてユーザーと感情的なつながりを持つべきだそうです。
(若者向けのブランディングを理解するヒントになりそう。)

9. グッドデザインはリスクをとる。
現状に挑戦することで革新性を得れば製品が失敗するリスクは減少する・・・という調査結果があるそうです。

10. グッドデザインは人とマシンのためになる。
人のためだけの設計ではなく、プログラム、アルゴリズム、AI などのマシンと人間との関係性を考慮する。それが人の役に立つ・・・ということのようです。

どれも現状を良くしていくためのプロセスとしてのデザインということのようです。

元記事はこちら
10 New Principles Of Good Design >>

ディーター・ラムスのグッドデザインの10の原則 >>

Leave a Comment

2018年1月10日 デザイン