2030年のデザイナーはどうなっているか

「2030年のデザイナーには、こんな知識とスキルを持ち合わせていて、こんな仕事をする。」
というのを、世界の有名デザイン会社のリーダー職の人たちにインタビューした記事だそうです。

■大学へ行け。
それもデザイン以外の学部へ行くこと。
デザイン以外の分野からデザインへ回帰するほうが良いということのようです。
15年後には現在のデザイン教育が役に立たなくなるほど、デザインに求められることが変わるのかも。

■未来はAIだ。
デザイナーの仕事はAIを最適化することになるかも。
そのためにデータとアルゴリズムの使い方を覚える必要があるそうです。

■複数のスキルを持て。
ひとつのスキルのスペシャリストではなく、2〜3個の分野に習熟していること。
いくつかの専門知識を組み合わせて使うことが望まれるようです。

■ビジネスを開発できること。
ビジネスを理解して、デザインを競争力として利用するセンスを持つこと。
組織、プロジェクト管理、マーケティングを理解して、他のチームと連携して現実世界の課題に取り組めること。

■心理学、社会学とか勉強しておくこと。
人とモノの相互関係を考えるために必要だそうです。
将来は、モノを「使う」対象としてでなく「相互関係」の対象として捉えることが求められるとのこと。
社会の変化と人の行動原理を理解して、モノやサービスのデザインをすることが求められる。

■コーディングを勉強しておくこと。少なくとも理解しておくこと。
AIが台頭する時代にはデザイナーはアルゴリズムをデザインすることになる。
自分でコードが書けなくても、少なくとも理解して、技術者と共通言語を持っているべき。
「コーディングはデザイナーに普及するツールであり、新しいアート・フォームです。」

■コミュニケーションスキルが大切。
デザイン能力だけでダメだそうです。
アイデアを説明して議論して説得する能力。
他の人との信頼関係を構築する能力が、なにより大切だそうです。

う〜ん、彼らがリーダー職だからかもだけど・・・
ちょっとデザイナーになんでもやらせようとしすぎなのでは?
このリーダーたちの未来では、AIがデザインしてるかもです。

2030年のデザインが、ビジネス・ソリューションとしての心理学や社会学の実践手法ではなく、人間を相手にした人間的な仕事であってほしいです。

くわしくはこちら >>『A Complete Guide To Getting A Design Job In 2030』

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