「もう一つの広告史―“社会のOS”としての広告の歴史と未来像」

もう一つの広告史―“社会のOS”としての広告の歴史と未来像

とても勉強になりました。
紀元前からの広告から、印刷、ラジオ、テレビ、ネット、AIへと続く広告の変遷についての壮大なスケールの記事です。
AIで何が起こっているのか、おもしろいです。
ゼロクリックについては想像以上のことが進んでいる気がしました。
記事の最後には2030年の広告について書かれていますが、これはまだ楽観的な未来のような気がしました。

以下は気になった箇所の引用です。

生成AIは広告の企画・制作から表現自体、そしてメディア配信と最適化のビジネスを根本的に変えつつある。しかし本当の地殻変動は「誰に届けるか」ではなく「誰が買うか」に起きる。Bain & Companyは25年春のレポートで「AIエージェントが“新しい中間業者”になる」と警告した。生成AIソース経由のECトラフィックは24年7月から25年2月にかけて1,200%増、検索回遊を飛ばして“0クリック購入”へ直行するケースが急増している。

Perplexity AIの創業者は「いずれ広告の顧客は人間ではなくAIになる」と断言し、広告主は“アテンションの争奪”より“アルゴリズムへのラブレター”を書く必要があると語る。

BBDOやTBWAは、AI企画部門を立ち上げてから8か月で大型国際ピッチの勝率が1.8倍に跳ね上がったという。クリエイティブディレクターの役割は「打ち上げ花火」から「生成物の選別&ルール設定」へ移り、プロンプトエンジニア+ブランド法務という新ユニットが現場の主役になりはじめているのだ。

商品はメタデータとCO₂排出係数で評価され、人間は迷わず、ブランドは無駄なく、地球は余剰を抱えない。この世界では「売る」より「解く」がキーワードになる。意思決定プロセスの前半—情報の絞り込み—を機械が担うことで、広告は見えなくなり、代わりに“推奨アルゴリズム”が静かに働く。

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