「デザイン・ビジネスは、デザインがビジネスもらすほどの利益を得たたことがありませんでした。 ベンチャーキャピタルののチューズデイ・キャピタルと提携することで、フロッグはそれを変えたいと考えています。」
フロッグ・デザイン社長 Andrew Zimmerman のインタビューです。
かつてフロッグ・デザインは、Oculusという会社のVRヘッドセットに関する知的財産権を放棄するように求められたことがあったそうです。
フロッグ・デザインはOculus社のVRヘッドセットのデザイン・コンサルティングをしていました。
フロッグ・デザインの優れたデザインのもたらした価値によって、Oculus社はfacebookに20億ドル(!)で買収されましたが、フロッグ・デザインが受け取ったのはデザインコンサルティング料の20万ドルだけだったそうです。
Andrew Zimmerman 社長はこういうビジネスを問題があると考えているそうです。立派な社長だと思います。
そこで、フロッグ・デザインは、チューズデイ・キャピタル社と提携して、ベンチャー企業への投資ビジネスに参入することにしたようです。
フロッグ・デザインはチューズデイ・キャピタルによるベンチャー投資の利益の一部を受け取り、チューズデイ・キャピタルはベンチャー企業にフロッグ・デザインによるコンサルティングを無料で提供できるようになるそうです。
ベンチャー企業からすれば、チューズデイ・キャピタルからの出資を得られれば、フロッグ・デザインによるコンサルティングも受けられるということのようです。
(※ここまでのなかに、いくつか英文からの読み間違いがあるかも・・・)
とてもいいことのように思えますが、ベンチャー企業がこれから取り組む自分たちのビジネスにコンサルタントを受け入れるかどうかは、微妙な気もします。
フロッグ・デザインというブランドがあるからこそできるビジネスモデルではありますが、世界中の有名なデザイン会社がAccentureなどに買収されていることを考えると、これからデザイン会社が独立してビジネスを続けていくためのビジネスモデルのようです。
元記事はこちら
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