「廃棄物の時代」のデザインを再考するデザインミュージアムの展覧会

COP26気候変動枠組条約締約国会議に合わせて開催されたそうです。
人類の歴史の中では、石器、青銅器、鉄器など、さまざまな素材の時代がありましたが、遠い未来の考古学で現在は『廃棄物の時代』と呼ばれるようになるそうです。
たしかに地層としてそうなってるかも。

キュレーターのインタビューでは、世界がプラスチックを「まったく不適切に」使用していることを指摘しています。
「プラスチックはその耐久性と寿命のために非常に便利な素材ですが、使い捨てでは全く意味がありません。・・・プラスチックはここに展示されている安全保護のためのものには最適な素材です。しかし、蓋やボトルキャップには向いていません。」

「廃棄物はデザインによる問題であり、デザインによる解決策があります。」

「新世代のデザイナーたちは、私たちと日用品との関係を再考しています。ファッション、食品、電子機器、建築、そしてパッケージに至るまで、廃棄物の中に失われた価値を見出し、クリーンな素材と循環型経済の未来を想像することが、廃棄物時代からの脱却の道を示すことになるでしょう。」

「これは単なる展示会ではなく、キャンペーンであり、私たちは皆、未来に積極的な役割を担っているのです」

来場者にデザインの在り方について考えてもらう展示になってるようです。
日本でもこういうデザイン展があっていいかも。

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2021年12月2日 デザイン