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人気のある8つのウェブデザインのスタイルを検証

月曜日, 9 月 6th, 2010

人気のある8つのウェブデザインのスタイル

http://coliss.com/articles/build-websites/operation/design/a-detailed-look-into-popular-styles-in-web-design.html

海外ブログの記事を訳してくれて、本当に感謝です。

ウェブデザインはずっと「何かのメタファー」である場合が多かったのですが、ここ数年は「ネット以外のモノからインスピレーションを得ない」デザインスタイルも登場してるようです。

ウェブデザインを「効率化」しようと考えて、これらのスタイルを安易な参考にするのではなくて、「なぜ、このデザインなのか」じっくり考えてみるのがデザインの大切なプロセスだと思います。

というか、そうやって考えてみるのがデザインのプロセスの大部分なのでしょう。

ウェブデザインはもう終わりか? <デザインがウェブでできなかった事>

木曜日, 9 月 2nd, 2010

ウェブデザインはもう終わりか? 

ボクが最初に『ウェブデザイナー』という言葉を知ったのは、95年頃の『インターネットマガジン』だったと思います。その雑誌に『ウェブデザイナーになろう!』という特集がありました。
当時、広告、グラフィックデザイン、映像制作などを経験していたボクは「ここにもデザインって必要なんだ~」という印象を受けるのと同時に「新しいデザインの分野が誕生するんだな」と期待しました。

ほどなく企業サイトの仕事をするようになりましたが、当時のウェブ制作の環境は「デザインする」という状態ではありませんでした(笑)「デザイン」というより「作業」でした。
それでも時流に乗って(遅い回線にもかかわらず)ウェブは当初予想していた以上に急拡大しました。

ウェブは、それ自体が便利で、社会的にインパクトがあって、急速に浸透していきました。
そこには、デザインが果たすべき役割はほとんどなかったのかもしれません。
当時「作業」に従事しながら『ウェブにデザインは必要なんだろうか?』とよく考えました。デザインに欠陥があるサイトでも提供されている情報やサービスが良ければ、充分に役に立ちました。
wwwという仕組みは、最初からそうなるようにできていました。これを考えた人たちは偉大だな~(笑)と心から感服しました。

ネットバブルの時期になるとウェブサイトやウェブサービスは投資の対象のようにもてはやされて “二匹目のどじょう” で一攫千金を狙うようなプロジェクトが増えました(笑)
似たような情報やサービスを提供するウェブサイトが乱立して、その優位性や使い易さを競う『デザイン』が必要とされるようになりました。ボクはそれが少し残念でした。
デザインは競争の手助け以外のことができたはずなんじゃないかと。
ウェブについて語られた多くのアイデアは曖昧模糊としたものだったとしても、デザインはそのアイデアにカタチと意味を与えることができたはずです。
デザインがウェブにそんなふうに関わることができたら、もっと『幸せ』なインターネットの世界があったかもしれません。
ウェブデザイナー自身も、もっと幸せな状況になれたかもしれません。

20世紀から比べると『デザイン』は『人の幸せ』から遠く離れてしまったように思います。
かつてのデザインは人の生活の近くにあって、人の幸せに役立つために創造性を発揮してきたはずです。
人の幸せから離れたデザインはデザイナー自身も幸せになれないのかもしれません。

伊勢丹新宿『ISETAN AUTUMN COLORS』は上手くjQueryを使ってる

木曜日, 9 月 2nd, 2010

伊勢丹新宿『ISETAN AUTUMN COLORS』

http://www.isetanspecial.com/

もう、秋なんですね(笑) まだ全然暑いですが。
伊勢丹新宿のサイト、アニメーションまでjQueryで実装していて、参考になります。
ビデオをどう読み込ませてるか・・・などなど、あとでゆっくりチェックしてみたいです。
iPadで見ると、すこしぎこちないですが、それでも充分な気がします。

こういう商品紹介サイトもツイートしたりシェアしたりするのは、大切なことになってきたんですね。

ウェブデザインはもう終わりか? <失われたワークフロー>

水曜日, 9 月 1st, 2010

ウェブデザインはもう終わりか? 

2000年に Jasse James Garrett さんが無償公開したA4たった1枚のpdfです。
http://www.jjg.net/elements/pdf/elements.pdf
『The Elements of User Experience』と題されたこの1枚のシートは、情報デザインに基づいたウェブサイト構築の手順を簡潔に、ほぼ完璧に提示しました。
このワークフローは世界で広く受け入れられました。

なぜかこのpdfの日本語訳はあまり見かけませんでしたが、2001年以降、書店に大量に並んだウェブサイト構築のハウツー本は、このpdfをベースにして何かを付け加えたり、ちょっと編集を変えたりしたものが多かったようです(笑)

このpdfの内容は、おそらくソフトやアプリケーションの開発のフローをベースにしていると思われます。
『コンセプト —> 構造 —> ビジュアル』と進めて行く手法は、様々なデザインに通じる普遍的な手法です。
サーフェイスとしての『ビジュアルデザイン』のだけでなく、そこに至るまでの「コンテンツ要件」「インフォメーションアーキテクチャ」「情報デザイン」などを含めた全体像とそのプロセスまでを含めて『デザイン』ということなのでしょう。
どれも大切な要素であり、大切なプロセスです。

このpdfとそれを倣った書籍の登場で、ウェブデザインのワークフローは定型化され始めました。
それに伴ってウェブデザインのプロセスは細分化され分業化されていきました。

ウェブデザインに関わる人が増え続けて『ウェブプロデューサー』とか『ウェブディレクター』という人が登場しました。
『ウェブプロデューサー』『ウェブディレクター』が先ほどのpdfのワークフローを実践できたら理想的だったのですが、残念ながら彼らは 管理・調整・手配 が主な仕事になっていったようです。
(彼らの中にはウェブについて詳しくない人やデザインの経験のない人も多かったと思います。)

一部の会社はこのワークフローを実践して堅実なサイト設計をしていたようですが、おそらく費用は高くついたでしょう。
費用を安く抑えて早く作ることを使命にされた『ウェブプロデューサー』『ウェブディレクター』は複雑で人手のかかるワークフローを放棄していったのかもしれません。
そういったこともあってか『The Elements of User Experience』のpdfに示されたワークフローは日本国内ではあまり根付く事がなかったようです。

『ウェブプロデューサー』『ウェブディレクター』が登場しても、それまでの「ウェブサイトはだれでも簡単にできる」という認識が払拭されなかったのは、ワークフローを守ることができなかったからかもしれません。

個人的には『The Elements of User Experience』のpdfに示されたワークフローは、ほぼ完璧だと思います。
このワークフローに従えばそれほど失敗することはないと思いますが、このワークフローを実践できるのは、比較的大きなプロジェクトの稀なケースかもしれません。

サイトリニューアルしながら、考えたこと。

火曜日, 8 月 31st, 2010

サイトをリニューアルしました。

http://fukudayouichi.com/

自分のサイトをリニューアルしたとき「いままでやったことないことをやってみよう」ということで、時間をかけていろいろ試行錯誤しました。その顛末を書いてみたいと思います。
まだ “生煮え” で技術的にも “未熟” ではありますが、小さなヒントにでもしてもらえたら嬉しいです。

javascriptに精通しているわけではないのですが、今回リニューアルはjQueryを使ってみました。今後のウェブのトレンドとか、iPadなど新しいデバイスの登場を踏まえて、flash卒業(?)ということで新しく取り組もうと思ったわけです。もともとflashも使いこなせてはいませんが(苦笑)

jQueryはフォームのインターフェイスなどで威力を発揮していますが、ナビゲーションにjQueryを使ったらflashのようなインタラクションができるんじゃないかと想像してました。

jQueryを理解しながら少しずつ試して行くと、サイト全体にjQueryを使って「ページ移動しないサイト構造」というアイデアが浮かんできました。
サイト構造を見直して、ユーザーの操作によってトップの1ページに様々なコンテンツを読み込んで表示させる方法です。
ここで使ったjQueryの「load」は、とても便利でした。
既存のサイトのコンテンツを新しいデバイスに対応させて提供するのに使えそうです。
でも、細かいログを取るには、もっと工夫が必要かもしれません。

サイト全体をひとつのアプリケーションのように構成して、エクスペリエンスとかインタラクションを提供していくのが、これから主流になってくのかもしれません。
ウェブの長い間の “しがらみ” である「ページ」という概念は意識されなくなっていくのかも。

一方、ビジュアルデザインは手作りの温かさや質感のあるものにしました。
「人が手を動かして創ってる」というイメージを伝えたかったし、デザインする行為はそういうものだということを、ウェブにおいても思い起こしてほしいという、ささやかな願いです(笑)

iQueryがもたらす「動き」と「ビジュアルデザイン」を調和させようというのが最も時間のかかった試行錯誤でした。まだ満足いくものではありませんが、なかなか整合できたかな・・・とも思ってます。

jQuery、HTML5、CSS3 など、新しい技術のひとつひとつは魅力的です。
いろいろ気づかせてくれるし「あれもできる、これもできる」と想像が広がります。
でも、それらをどう組み合わせて総合的な全体像を創りだすかは、これからもデザイナーの仕事なんだと感じました。

ウェブデザインはもう終わりか? <リッチコンテンツが教えてくれたこと>

火曜日, 8 月 24th, 2010

ウェブデザインはもう終わりか? 

2004年頃、BMWのサイトに、ハリウッド映画のような贅沢な映像が “ネットだけで” 公開されました。BMWのプロモーション映像ですが、これほど贅沢なコンテンツはそれまではなかったと思います。

00年代中頃から、広告の制作システムがウェブに展開されていくようになり、大企業のサイトは以前よりもリッチなコンテンツを提供するようになっていきました。
高い制作費がかけられるようになったのは、ウェブサイトのプロモーション効果が高く評価されるようになったからでしょう。また、既存のマスメディア(テレビ、新聞、雑誌など)の減退が浮き彫りになりはじめた時期でもありました。

広告デザイン、映像制作、ゲーム制作などの人がウェブの制作に関わるようになって、ウェブデザイナーもその一員としてプロジェクトに参加する機会が増えたと思います。
良いコラボレーションが生まれる絶好の機会のようですが、それほどうまくいかなかったように思います(笑)
ウェブデザイナーをはじめとするウェブ制作に関わる人は、“クリエイティブな” コラボレーションの経験が乏しかったと思います。
プロフェッショナルな仕事のしかたが確立した『クリエイティブ』の世界から見ると、ウェブデザインの世界は “子供じみた” “アマチュア” なものに見えたかもしれません。

リッチコンテンツの隆盛と衰退は、ウェブデザインのもつ根源的な『貧しさ』を見せてくれました。
でもそれは、ウェブデザインが既存の『クリエイティブ』とは違う方向に広がるものだということを示していたのかもしれません。

ウェブデザインはもう終わりか? <ユーザビリティの拡大>

木曜日, 8 月 19th, 2010

ウェブデザインはもう終わりか? 

ウェブデザインの創成期から活躍しているヤコブ・ニールセンがユーザビリティを唱えてから、ユーザビリティ信者は急速に増えました。
たしか、当初エディトリアルデザインの方法論から発展したユーザービリティの議論はインターフェイスデザインやアフォーダンス理論などを取り込みながら(ほとんどウェブの世界だけで)拡大・浸透していきました。

『ユーザビリティ』はデザインをするにあたって、とても大切な事です。どんなデザインでもそうでしょう。
デザイナーはユーザビリティを充分に意識してデザインに取り組む必要があります。
ただ、『ユーザビリティ』が(デザイナー以外の人たちが)デザインを定量的に測るための『物差し』や『判断基準』として使われるのには違和感もあります。

でも、ユーザービリティの拡大はメデイアとしての責任感の現れだったのかもしれません。
ウェブが「メディア」として社会的な認知を得た証(あかし)だったのでしょう。

デザイナーとして不満だったのはユーザービリティの担当者が、デザインにおけるユーザビリティの側面を警察の取締りのように指摘して回ること。さらには、デザインの成功はすべてユーザービリティの成功であるかのような論調をつくることでした。

本当に優れたユーザビリティが実現されたデザインは、ほとんど意識される事のない『目に見えないもの』になるでしょう。
美しくもなく、醜くもなく、おそらくそれは、とてつもなく退屈なものになるでしょう。

ウェブデザインはもう終わりか? <一般化した『デザイン』>

火曜日, 8 月 17th, 2010

ウェブデザインはもう終わりか? 

2003年頃、ブログやCMSのブームがはじまりました。
2010年現在、このブームはすっかり定着した感があります。
ブログによってインターネットでの情報発信は、ややこしいHTMLから(ある程度)自由になりました。
これは、大きな変化でした。
ブログは爆発的に広がり、夥しい数の「日記」を書く人たちが登場しました。これによってインターネット上の情報量は飛躍的に増えました。
「インターネットでの情報発信」は大量の小さな粒が加速してゆくように増殖しましたが「情報の質」の点では玉石混合でした。

ブログが、ネットに詳しくない人たちの情報発信を可能にした頃から『だれでも、すぐに、簡単に』というキャッチフレーズが流行るようになった気がします。
ウェブにおけるデザインも、この流れのなかに取り込まれていきました。
デザインできない人のためのデザインされているかのように見せる『テンプレート』が重宝されるようになりました。
こういったテンプレートは「サーフェイス」「飾り」としてブログやウェブに便利に使われました。

ここで『デザイン』は誤解されて、本来の役割から離れていきました。

いつしか『テンプレート』として使われる飾りが『ウェブデザイン』と同一視されるようになりました。
ブログやCMSなどのサポートを受けながらインターネットでの情報発信に関わり始めた人たちにとって『デザイン』として認識できるモノは、飾りの画像だけでした。
さらに、この飾りをウェブサイトで提供する「デザイナー」が登場して、この傾向を加速させました。

ブログやCMSの隆盛にあわせて『だれでも、すぐに、簡単に』というキャッチフレーズの通り、ウェブデザインは一般化していきました。
でもそれは『ノー・デザイン』の方向に向かっていたかもしれません。

ブログやCMSのようはサポートシステムを効果的に利用するには、創造的で高度な『デザイン』のプロセスが必要だったはずが、多くのデザイナーはそこにコミットできませんでした。

ウェブデザインはもう終わりか? <デザイナーの “中心を持たない繋がり”>

水曜日, 8 月 11th, 2010

ウェブデザインはもう終わりか? 

90年代の後半の一時期『ウェブデザイン・メーリングリスト』というのがありました。
ウェブ制作のノウハウや情報交換・意見交換をする活発なメーリングリストで、当時の自由闊達な空気を反映してとてもおもしろかったです。
たしか信蔵さん(?)が主催されていたと記憶しています。『ウェブデザイン』がどういうものかの共通認識を育んだメーリングリストだったと思います。
そのメーリングリストもしばらくすると「荒れて」しまって閉鎖になりました。

そのメーリングリストの盛衰を見ながら、ウェブデザインの世界には 大きな中心的な“アソシエーション(協会)” のような機構は成立しないと感じました。
高度経済成長期のグラフィックデザインの世界では、海外だけでなく日本国内でも多くのアソシエーションが設立されて、今も続くものもあります。それらアソシエーションはデザイナーの社会的な立場を確立する役割や意見・情報交換の場としての機能がありました。

それに比べるとウェブデザイナーの横のつながりはもっと “弱い絆” でゆるやかにつながってゆくものだったようです。
当時、ウェブデザイナーを名乗る人のバックグラウンドは、グラフィックデザイナー、プログラマー、システムエンジニア、またはミュージシャンや建築家まで幅広く様々でした。共通した見解を持つのは、難しかったのでしょう。

また、ウェブ特有の “匿名性” も弱い絆を選ぶ傾向に拍車をかけたと思います。
この “匿名性” は居心地の良さと閉鎖性をもたらしているようで、 “アソシエーション” のようなものから遠く離れたものです。
同じくこの匿名性は、“モラルの低さ” “行儀の悪さ” をもたらしているようです。
冒頭の メーリングリストも、メーリングリストの参加者が増えるにつれて「荒れて」いきました。

デザインに関連した “アソシエーション(協会)”は、参加者が増えていくにつれて権威的に、官僚的になっていったものが少なくないようです。その権威を嫌うデザイナー、権威に反抗して団体から離れていくデザイナーがいることは健全なことだと感じます。
ウェブデザインは、発展の過程で中心的(絶対的)な権威は生まれませんでした。
それはインターネットの概念そのものと同じ “中心を持たない繋がり” でした。

でも、それぞれのウェブデザイナーがデザイナーとしての自意識や帰属意識を持つことができないまま仕事に取り組んでるなら、ウェブデザインを社会の中で自立発展させてゆくには残念なことだったのかもしれません。

ソーシャル・マガジン『Flipboard』は自動で編集される電子書籍なのかも。

火曜日, 8 月 10th, 2010

このiPadアプリ、スゴいです。
twiiter、Facebook、友人知人のブログなどから記事を収集して、独自のアルゴリズム(?)で編集して、ページ構成を持った『本』のようなカタチで見せてくれるものらしいです。

ぜひ、ためしてみたいと思います。
毎日チェックするニュースサイト、ブログ、SNS がある人には、このiPadアプリは便利だし、おもしろいのではないでしょうか?

こんなふうにサイトの情報を切り取って、自分のフォーマットに再編集して見る(読む)スタイルは、これから多くなりそうな気がします。ウェブサイトの『使われ方』が変わっていくことになりそうです。
ウェブに関わる『デザイン』は、大きな転換期にあるかもしれません。

なんだか、電子書籍のフォーマットや流通寡占の話をしているうちに、取り残されてしまったような気がしてきました。